『マーケティングマインドの重要性』
〜お客様目線からの新しい価値の創造〜
こんにちは。伴走支援型【サブスク制】コンサルティングを主宰する、マーケティングイノベーション研究所の岡崎です。
住宅展示場を訪れた際、私は担当の方にこんな質問をしてみました。
「一軒の住宅に、コンセントはいくつあるかご存知ですか?」
30坪程度の4LDKの間取りだとすると約50個あるそうです。即答できる方は、意外と少ないかもしれません。生活する上ではあまり意識しないことかもしれませんが、実は、住宅メーカーの社員の方は、平均的な数や、設置場所の工夫など、コンセント一つをとっても深い知識を持っています。なぜなら、それがお客様の「暮らしの快適さ」に直結する、重要な要素だからです。
この「コンセント」という、一見すると地味な例にこそ、マーケティングマインドの本質が隠されていると私は感じています。それは、お客様の目線に立ち、細部にまで気を配り、新しい価値を創造する姿勢です。
今回は、このマーケティングマインドを、ある大手企業の感動的なエピソードと共にお話ししたいと思います。
某大手家電メーカーの「ワンアクション・ツーテーマ」の流儀
私が以前、お付き合いのあった某大手家電メーカーでのことです。そのメーカーの販売促進課長は、では50ある顧客のコンセントにどれだけ自社で販売した商品が繋がれているかを知っているか、と言われました。仮に自社から販売した商品が10個コンセントに繋がれていれば10/50でシェア20%だと言うわけです。言い換えれば、80%の可能性が残されているとの発想です。
その会社には、「ワンアクション・ツーテーマ」という素晴らしい考え方がありました。これは、「一つの行動に、二つのテーマ(目的)を持たせる」という、お客様との接点を最大限に活かすための哲学です。
例えば、お客様がエアコンを購入された後、取り付け工事に伺うという「一つのアクション」があります。この時、彼らは単にエアコンを取り付けて帰るだけでなく、必ずある「二つのテーマ」を持って行動していました。
その一つ目のテーマは、「取り付けを完璧に行い、お客様に快適な暮らしを提供する」という、本来の目的です。
そして、二つ目のテーマが、実に感動的でした。
彼らは、新製品のハンディクリーナーを持参し、工事後に発生した掃除を、そのデモ機で目の前で実践するのです。
「工事の際、どうしても細かな埃やクズが出てしまうので、こちらで掃除させていただきますね」と、お客様の心に寄り添う一言を添えながら、新製品の性能を体感してもらう。
これは、セールスから取り付けまで一貫して携わる、彼らのようなメーカーの販売店ならではの、自社の強みを最大限に活かした見事な機会創出だと感嘆しました。
お客様は、
- プロの丁寧な仕事ぶりに感銘を受け(快適な暮らし)、
- ついでに、最新のハンディクリーナーの便利さも知ることができ(新しい価値の発見)
- 「このメーカーは、こんな細部まで気配りしてくれるんだ」と、企業全体への信頼と好感を抱きます。
これは、単なる営業手法ではありません。 お客様の暮らし全体を想像し、潜在的なニーズを掘り起こし、期待を超える価値を提供しようとする、まさに「マーケティングマインド」が、現場の行動一つ一つに浸透しているからこそ生まれたエピソードだと感じます。
小さな工夫が、大きな成果を生む
このエピソードは、決して大企業だからできた、特別なことではありません。
私たち中小企業でも、この「ワンアクション・ツーテーマ」の考え方は、そのまま応用できます。
- お客様への納品時: ただ商品を渡すだけでなく、その使い方を丁寧にレクチャーしたり、関連商品の情報をお伝えしたりする。
- 訪問メンテナンス時: メンテナンスだけでなく、「お困りごとはありませんか?」とお客様の声を拾い、新しいサービス提案に繋げる。
- 店頭での接客時: 目の前のお客様の悩みを丁寧に聞き、解決策を提案することで、ただの商品販売を超えた「価値」を提供する。
このように、日々の業務の中で、**「どうすればお客様にもっと喜んでいただけるか?」「どうすれば、もっと役に立てるか?」**という視点を持つこと。それが、あなたの会社の事業を、力強く成長させる原動力となります。
そして、このマーケティングマインドを全社で共有し、日常の活動に連動させることで、あなたの会社は、お客様にとってかけがえのない存在となるのです。
伴走支援型コンサルティングの存在意義
しかし、日々の業務に追われる中で、こうした「機転」や「マインド」を常に持ち続けることは、簡単なことではありません。
「自分たちの常識が、お客様の非常識になっていないだろうか?」 「現場の社員に、どうやってこのマインドを伝えたらいいんだろう?」
そう感じられたなら、私たち「伴走支援型【サブスク制】コンサルティング」を頼ってください。
私たちは、貴社の事業に深く関わり、この「マーケティングマインド」を、経営者の方だけでなく、現場で働く社員の方々にも浸透させるお手伝いをします。そして、「自社ならではの強みを発見」し、それを最大限に活かすための「ワンアクション・ツーテーマ」のような具体的なアイデアを、共に考え、実行していきます。
私たちは、机上の空論ではなく、結果に責任を持ち、共に汗を流すパートナーです。
結びに
「コンセント」一つにも、深い意味が込められているように、日々の業務の一つ一つに、お客様を喜ばせるためのヒントは隠されています。
そして、そのヒントを見つけ出し、行動に移すための「マーケティングマインド」を、私たちは、皆様と共に育んでいきたいと心から願っています。
さあ、私たちと一緒に、日々の業務に隠された「お客様を喜ばせる魔法」を見つけ出していきましょう!
