小難しいカタカナを捨てて、あなただけの答えを見つける

こんにちは。伴走支援型【サブスク制】コンサルティングを主宰する、マーケティングイノベーション研究所の岡崎です。
先日、ある中小企業の経営者の方と初めてお会いした時のことです。私の自己紹介を聞いて、その方は少し遠慮がちに、しかし率直な言葉でこうおっしゃいました。「コンサルタントの方は、すぐ『マーケティング』とか『ソリューション』とかカタカナ言葉を使って、私たちを言いくるめようとするから、正直苦手でね…」。
その言葉を伺った時、私は深く、そして静かに、自問自答しました。確かに、マーケティングという言葉は、私たちの業界では当たり前のように使われていますが、その真意が伝わらなければ、それはただの「専門用語」に過ぎません。ましてや、お客様に「言いくるめられる」ような不信感を抱かせてしまうのであれば、それは本質からかけ離れた、全く意味のない行為です。
私は、学問としてのマーケティングを語るつもりはありません。私たちが目指すのは、日々の商いに直結する、実学としてのマーケティングです。

広義のマーケティングと狭義のマーケティング

マーケティングという言葉を聞いた時、多くの人が思い浮かべるのは、もしかしたら以下のようなことかもしれません。
✓かっこいいCMを打つこと。
✓最新のSNSで流行りの企画をすること。
✓派手なキャンペーンを展開すること。
✓効果的な広告を出すこと。

 これらはすべて、マーケティング活動の一部です。専門的に言えば、これらは「販売促進」や「プロモーション」といった、いわゆる狭義のマーケティングに分類されます。
しかし、マーケティングの本質は、もっと広くて深いところにあります。
私たちが考えるマーケティングとは、広義のマーケティングであり、それは、「顧客のニーズを深く理解し、そのニーズを満たすための商品やサービスを開発・提供し、その価値を伝え、顧客と良好な関係を築き続ける活動、その全て」を指します。
端的に言えば、「売れる仕組みづくり」の全体像です。
狭義のマーケティングは、この「仕組み」の中の、最終的な「販売」という一部の機能に過ぎません。にもかかわらず、多くの企業が、広告やキャンペーンといった狭義のマーケティングにばかり目が行き、その前の「仕組み」づくりがおざなりになってしまいがちです。

「処方箋」だけでは治らない

これはまるで、体調を崩した患者さんが、問診もせずに「とりあえずこの薬をください」と、CMで見た薬だけを求めるようなものです。薬局で手軽に買える薬も効果がないわけではありませんが、それがその患者さんに本当に必要な「処方箋」とは限りません。
私たち中小企業も同じです。目の前の売上欲しさに、安易に広告を打ったり、値引きをしたりといった、手軽な「狭義のマーケティング」に走ってしまうことがあります。しかし、それは一時的な対症療法に過ぎず、根本的な解決にはなりません。
私たちの仕事は、まさにこの「狭義のマーケティング」に陥りがちな視点を、「広義のマーケティング」に再定義することだと考えています。
あなたの会社がどんなお客様と出会い、どんな課題を解決し、どんな関係性を築いていきたいのか。 その根源的な問いを共に考え、あなたの会社の商いを根本から見つめ直す。それが、私たちが考える「実学としてのマーケティング」の第一歩です。

理論ではなく、あなたの「商いの心」に寄り添うこと

それでは、改めて、私たちが考える広義のマーケティングとは何でしょうか?
それは、何か特別な手法や、難解な理論ではありません。ごくシンプルに言えば、「あなたの会社の商いの心を、お客様の心へと橋渡しする、温かなおもてなしの心」のようなものだと私は考えています。

例えば、BtoBのビジネスを営む中小企業の皆様にとって、それは以下のような活動に当てはまります。
●初めてお取引する企業様のオフィスに訪問した際、担当者だけでなく、受付の方や他部署の方にも丁寧に挨拶を交わすこと。
●クライアントから「こんな仕様の製品は作れないか?」と聞かれた時、すぐに「できません」と答えるのではなく、持ち帰り、実現方法を真剣に検討すること。
●納品後も、「その後、不具合はありませんか?」と、定期的に電話一本入れること。
これら一つ一つが、実は立派なマーケティング活動なのです。
学問としてのマーケティングは、顧客調査や市場分析といったデータに基づいたアプローチを重視します。もちろんそれも重要ですが、私たちが中小企業の皆様と共に行うマーケティングは、まず、皆様が日頃から大切にされている、この「商いの心」を基盤に据えることから始まります。
皆様の会社が、どんな想いで事業をされているのか。どんなお客様に、どんな風に喜んでいただきたいと願っているのか。その根源的な想いを、私たちと共に掘り起こし、それを世の中に伝えていく。それが、私たちが考える「実学としてのマーケティング」の第一歩です。

伴走支援型コンサルティングの哲学

私たちは、マーケティングという言葉を、小難しい理論の武器として振りかざすことはありません。
代わりに、私たちは、まず皆様の「商いの心」に耳を傾け、それを「結果に繋がる戦略」へと昇華させていく役割を担います。
お客様の声を聴くこと: 顧客が本当に何を求めているのか、何に困っているのかを徹底的にヒアリングし、そこに潜むビジネスチャンスを発見します。